さわたれの森

丁寧と効率性の両立 ~雑記ブログ的な何か~

【ジョブ編】投資銀行部門(IBD)でのインターンを記録しておく【21卒・22卒向け summer job】

f:id:Sawatare:20190606215531j:plain

 

こんにちは、さわたれです

 

多くのトップ就活生に人気の業界である外銀・外コン

新聞の一面を賑わせるような大きな案件、圧倒的高収入、社会的ステータスと、これらの魅力は上位の学生から高い人気を誇っています

こういった華やかな業界に行きたいと思っている就活生も多いのではないでしょうか

 

これらの業界の多くはその採用の一環として、ジョブと呼ばれるインターンで高い成績を残す必要があります

外資系コンサルや、投資銀行部門(金融)などのインターンには非常に優秀な学生が集まります

 

今回は20卒として2018年の夏に、投資銀行のジョブに参加した僕の経験を記録しておこうと思います!

今回はジョブ編

(選考編はこちらの記事で!→【選考編】投資銀行部門(IBD)でのインターンを記録しておく【21卒・22卒向け summer job】 - さわたれの森

化け物揃いのジョブに絶望!

 

 

 

ジョブの内容

ジョブの最初に、内容を漏らさない旨の書類にサインすることになります

これは投資銀行に限らず、ほとんどの企業のインターンでもそうですね

ですので会社や内容が特定されない範囲で記録していきます

 

投資銀行のジョブは、多くの企業ではグループワークで進むことになります。4~5人毎のチームに分かれて、数日間共にワークを進めます。

ただ、企業によっては個人ワークが課される所もあり、社風が現れるようです。僕が参加したところはグループワークでした

 

投資銀行のジョブで行う内容はどこも大きく変わらないと思います

「ある企業の現状を分析し、成長させるための戦略(M&A)を提案する」

ことです

付け加えると、M&Aや設備投資を行うための資金調達まで提案することが多いと思います

そもそも投資銀行というところは、M&Aアドバイザリー業務と株式・債券発行による資金調達の仲介がメインです。少数精鋭かつ専門集団です

ジョブで必要とされるポイントも、この2つです。①納得のいく戦略のもと、適切なM&A(や事業投資)を提案できるか、②そのための資金調達(社債・株式発行)を提案できるか、という2点です

 

簡単に書きましたが、これが難しい…

特に1つ目のM&Aの提案。世の中に星の数ほどある企業の中から最適な企業を選び出し、「買収してください」と偉い人達に言わなくてはいけません

(もしくは「この部門は売り払ってしまいましょう」と…)

 

 

 

会社(投資銀行部門)説明

 簡単に会社説明がありました

私が参加したところは投資銀行についての説明もしてくれました。しかし企業によっては知っている前提で端折られそうな気もします

 

あと、このあたりでジョブに参加しているメンバーや、その中で共にジョブに臨む班のメンバーがわかりました

参加している学生たちは軒並み高学歴も高学歴。早慶(院)~東大京大(院)生、海外大の名前もいくつか見ました。MARCHの方はいないようでした

地方旧帝大は僕しかいませんでした。かなり肩身が狭い…

 

ただ、ジョブを通して多くの学生と交流がありましたが、みんな優秀で、人格もできた方ばかりでした。学歴で選ばれたというよりも、順当に賢い人たちが選ばれている印象

意識低い系の僕はビビりつつも、トップ層の学生たちと一緒にワークに臨めることは嬉しいと感じていました。実際あとから振り返ると、得るものが大きかったです

 

 

社債発行

まず 私の参加したジョブでは、比較的丁寧な説明をしてくれました

社債や株式の発行から企業価値の算定方法など、一通りは簡単に説明してくれたので、ド素人の僕でもジョブに臨める下準備ができました!

 

どこまで手厚く説明してくれるかどうかは、投資銀行毎の社風が出ているのでしょうね

新卒研修も手厚いんじゃないかな

 

必要な資金のどれだけを社債の発行で賄うのか、金額や満期までの期間を考えながら戦略を立てていきます

償還ラダーがなるべく平準化されるように3/5/7/10年債(それぞれの年数の後に返済)の量を決め、それを売る相手(多くは機関投資家)の選定をしながら進めました

 この辺りはまだ何とか大丈夫…

 

株式発行

 社債の他、主要な資金調達の一つが株式の発行です

株式は社債と違って返済する必要はありませんが、株主への配慮が必要になります

 

株式を追加で発行すると、当然株式の総数が増えます。そうすると株式1単位あたりの権利が少なくなってしまうのです

簡単な例えで説明します。A社の発行する1000株のうち、300株を持っている株主Bさんがいるとします 。A社が資金調達のため、公募増資を行い新たに500株発行しました

そうなると、今までは300株/1000株の30%の権利を保有していたBさんの権利は、A社が新たに500株増資することで、300株/1500株の20%の権利に減ってしまいます

 

このような株式の希薄化を、株主は当然嫌がります

会社は株主の意向が絶対です。株主に納得してもらうような発行方法(優先株など)を取り入れたり、M&Aによる会社の価値の上昇を示したりして、納得してもらう必要があります

バンカーが相手にするのはクライアント企業の方ですが、クライアント企業が相手にするのは株主です。最終的に株主を納得させられるような提案が必要であることを、ジョブの段階から意識しておくといいと思います

株式の価格・発行時期・割り当てる投資家 などを選定しながら進めました

 

買収戦略(M&A)

買収戦略の提案が、ジョブの最もコアな部分ではないでしょうか

クライアント企業を伸ばすために必要な事業に投資したり、外部の企業を買収したりする戦略を考えます 

この選定の際、企業が公表しているIR資料や経営計画を読み込み、それらに即したものを提案する必要があります

「どの事業領域にこれから力を入れていくか・どのように市場の獲得を目指すか」というような計画は、大きな企業であれば経営計画として持っています。ですから完全にゼロベースで戦略を考えるというわけではなく、企業の描くヴィジョンに沿った最適な戦略を見つけなければいけません

 

これがとても難しかったです。どういった国の、どういった会社を買収すればいいのか。そもそも売ってくれるか。買った後のクライアント企業の企業価値はどう変わるか。

これらを考えながら戦略を立てるのは本当に難しかったです。ゼロベースではないと書きましたが、正解手がわからず模索する感じでした

 

僕にとっては初めての経験で難儀しましたが、IBDのジョブを何度も経験しているメンバー達が引っ張ってくれたこともあって、何とか進めました

ついていくことがやっとだったけど…

 

最終日はメンバー全員で近くのカフェに集まり、朝までプレゼン資料の作成と推敲を繰り返しました

もうヘロヘロです

 

プレゼン

 グループで行うジョブは、最後にまとめた戦略を提案するプレゼンを行うことが多いです。インターン先の偉い人が、仮想クライアントとしてどっしり座っている中でプレゼンするのは中々ヘビーです笑

 実際に、かなりピリピリした雰囲気で行われました

 

プレゼンの後には、仮想クライアントとの質疑応答があります。難しい質問がバンバン飛んでくるので、準備の段階から基本的な質問と答えを詰めておく必要があります

 

そしてメンバー全員 目を真っ赤に充血させてプレゼンをやりきりました。話を聞くと、程度の差こそあれ他のチームも全て午前様だったようです

 

その他

 

 

まとめ

以上、投資銀行のジョブを簡単にまとめると

  • クライアント企業の業績を改善するために、M&Aを提案する
  • そのための資金調達を提案する

だといえます

このように書いてしまうと、一つ目の方は戦略コンサルのジョブと似ている気がしないでもない…

 

ただ、やはり資金調達の提案は投資銀行特有ですね

やはりバンカーである以上、コンサルよりもクライアントの財務状況に寄り添った提案が求められる傾向があるのかもしれません

 

僕自身、特に将来やりたい事もなく漠然と始めた就職活動でしたが、夏の段階でかなりハイレベルなインターンに、トップ層の就活生たちと一緒に臨むことができたことは大きな刺激になりました

 

ハイレベルハイレベルと繰り返した一方で、そういった就活生たちは決して手が届かない存在ではない、とも感じました

超優秀と言われる就活生と通常の就活生の違いは2つです

圧倒的に動き出しが早い=行動が早い ことと、自分の力を仕事のために惜しみなく費やす覚悟があることです

高収入はあれど、休日も出勤しプライベートも取れないような激務の業界ですが、そこでやっていくことに迷いがない人たちばかりでした

 

逆に普通の就活生も、レベルが違うと諦めて食わず嫌いで避けるより、恐れずチャレンジするべきインターンだと感じました

投資銀行で働くことを少しでも視野に入れている就活生の参考になれば幸いです

 

 

ここまで読んでくれて感謝!